どうも、アライッペです。
私がブログを開始してから、ふと思いついた企画「全国の地方競馬場をB級グルメの視点から巡ろう」、これの第1弾として、船橋競馬場への潜入取材(ただ行っただけですが)を敢行してまいりました。
ですが!今回はそれについてのブログではありません。ごめんなさい。それは次回かその次くらいに更新します。
ところで、私は千葉県の松戸市在住だということは公表しておりますが、最寄駅のひとつがJR線、新京成線「松戸駅」です。
ただ自転車やバスを駆使すれば、それ以外の路線、駅へも松戸駅まで行くのとそんなに変わらない時間でアクセスできます。
なので今回、船橋競馬場の最寄駅である、京成線の「船橋競馬場駅」あるいは武蔵野線の「南船橋駅」のどちらかに向かうのに3つか4つのルートが候補として見つかりました。
その中でどれを選ぼうかと思ったのですが、どうせ暇だったので時間は他よりかかるけど電車賃の一番安いルートで行くことにしました。
新京成線の始発、松戸駅から終点の京成津田沼駅まで乗って、京成線に乗り換えてひと駅ふた駅、というルートです。
始発駅から終点まで乗るわけですので、結構ヒマです。ゲームしたりして過ごしましたがそれでも時間が余りました。
ここでいつものアライッペさんの悪知恵が働きます。「最後の京成線のわずかひと駅ふた駅分の電車賃もったいなくね?歩けば?どうせヒマなんだろ?」と。
そうなると、終点の京成津田沼駅ではなくそのひとつ手前の「新津田沼駅」で降りた方が近くなります。(ちなみにJR津田沼駅と隣接してます)
なので急遽新津田沼駅で降りました。
それがちょうど10:45頃。そうなんです。多くの飲食店(特にラーメン屋)がオープンする「11時」の直前だったんです。
津田沼って言ったら、そこそこ有名なラーメン店があるよなぁ。
実は何年か前に、新京成ラーメンスタンプラリーで津田沼に訪れていて、その時はチーズラーメンで有名な「九十九ラーメン」に行ったっけ。
その時はついでに、よく喋る異色のキャラの店主が有名な「必勝軒」にも行ったよなぁ。
(「必勝軒 店主」で検索するといろいろ出てきますw)
そうなってくると未訪問のあの有名店の存在感が増してきます。
そう、「なりたけ」です。背脂ラーメンの元祖、かどうかはわかりませんが、人気に火をつけたと言われるお店です。
ここにまだ一度も行ったことがなかったので、「よしこれはいい機会だ!」と都合よく解釈して向かうことにしました。
開店前に並ぶのはちょっと恥ずかしかったので、向かいのコンビニで時間を潰して、開店とほぼ同時に向かいました。それでも先客が3名。さすが有名店。
(お店の外観写真は撮るのを忘れてしまいました)
L字型のカウンターのみの客席は10席強。券売機で食券を買って席に着きます。初回なので一番普通の「醤油ラーメン」にします。威勢のいい店員さん。丁寧に説明されます。
「当店は背脂の量が選べます。普通でも多めに入っておりますがいかがなさいますか?」みたいな感じ。
私は「多めで」と言いました。すると「元々多めなので、さらに多めということは背脂ギタギタでよろしいですか?」と。「はい」と答えました。
やべー、ギタギタ頼んじゃった。もう後には戻れないぜ。でも一度この「ギタギタ」を味わってみたかった。一度でいいから(意味深)。
程なくして、頼んだラーメンが到着しました。ど、丼の外側にまで背脂が付着してる…
自分はいつも食べ終えた丼は店員さんが下げやすいような位置に置いて店を出るけど、ちょっとこの丼は触ったら背脂が手に付いちゃうな。それが第一印象でした(笑)
いつものごとく上の具を先に食べます。もやしだけだと味がしないので、もやしとメンマをセット、もやしとチャーシューをセットで口に入れていきます。
チャーシュー、メンマいずれも、まあ普通に美味しい。特に変わった点はないですね。
いざ、麺へ。意図しなくても、勝手に背脂が麺にまとわりついてきます。素晴らしい(笑)
太めで噛みごたえがあって、しっかり味のする麺です。何度も書いてますが、私は太麺好きなので大歓迎です。
そして、スープを飲もうとするのですが、スープ…どこ?
人波をかきわけ、ならぬ背脂の波をかきわけてレンゲでスープをすくおうと試みるのですが、見つからないんです、スープがw
背脂を避けてスープをすくうことは不可能。
種田山頭火の句じゃないけど、「分け入っても分け入っても背脂」ですわw
これがギタギタの洗礼か。素人がうかつに手を出すものではないな…
もちろん、味は美味しかったので麺は一本残らず完食しました。
ただスープ(と言っていいかわからない、つーか背脂)は残させていただきました。
「普通でも多め」って言ってるんだから、やっぱり普通がちょうど良さそうですね。
でも一度経験できて良かったです。もし日和って「普通」で注文してたら、きっと後悔してたかなと思います。何事も経験が信条なので。
それにしてもやはり人気店、私が食べている途中にもひっきりなしにお客さんが入ってきて、出る頃にはほぼ満席。
背脂ラーメンの人気の高さを再確認しました。
(ちなみに、「ギタギタ」注文は私とあと一人だけでした)
「貴重な経験をしたなぁ」と思いながらお店を後にして、ラーメン食べた後の運動がてら徒歩で船橋競馬場まで向かったアライッペでした。
では、また次回…