どうも、アライッペです。
先日のブログ、アラさんぽ後編でがんこラーメンに対する思いを綴っていたらやっぱり食べたくなってしまって、たまたま2連休の日がまたすぐに訪れたので行ってしまいました。
(休みが1日だけなら休息に充てますが、2日以上の時はなるべく外に出ようとブログを始める際に決めました)
1/30の10時半頃、地下鉄丸ノ内線四谷三丁目駅に到着。足早にお店へと向かいます。
今のがんこラーメン総本家は、立地上(よっぽど並んでいないかぎり)通りから行列が見えない形になっています。
「そんなに並んでいないかな〜?」と思いながらお店の目の前に着くと、やはり並んでいました…
目で人数を数えます。およそ25人待ち。うーん、ラーメンにありつけるの何分後だろう?
まあ目的はここですので、何分待とうが諦めて他にするという選択肢はありません。列に接続します。
すると、今店内にいる全てのお客さんにラーメンを出し終えた店主の一条さん(通称:家元、おじさん)が、休憩と行列の確認のためお店から出てきます。相変わらずの佇まいですがずいぶん痩せられました。昔はボディビルダーだったらしいですからね。
それにしても、「今の総本家は平日のお昼時より前でもこんなに待つの?今後来づらいな…」とちょっと思ってしまいました。来る時間をもっと早めると、今度は通勤電車と被りますので一長一短です。
後からわかった話ですが、この日はいつにも増して混んでいた模様。閉店時間がいつもより早いこと、翌日から店が二日間の臨休、たまにしかやらない「塩」がこの日は限定であったこと、などが重なって混雑を招いたようです。
結局25人の列を消化して、自分が店内に入れたのは1時間以上経った後でした。ちなみに私が店内に入った時点でも、来た時と同じくらいの人が並んでおりました。
ようやく店内に入り、6〜7席程度のカウンターに着席します。注文は、限定の塩にも惹かれるものはありますが、前から決めてた「悪魔ラーメン」で、朝ごはんを抜いていたので大盛にします。ちなみに他のお客さんはこぞって「塩」を注文してました。
悪魔ラーメン大盛¥900(並盛だと¥800)
まず皆さんにお伝えしたいのは、具が豪華ですよね。大判のチャーシュー1枚、手羽先、豚バラ(通称悪魔肉)2,3枚、味玉、メンマ、海苔。
その辺のラーメン屋さんだったら、これ「全部乗せ」とか言って3〜400円取りかねません。
がんこではこれが基本トッピングです(手羽先は遅く行くと乗ってないこともあります)。
スープをすすります。角の立ったしょっぱさではなくまろやかなしょっぱさが口内にあふれます。醤油のいい香り。
麺は細めの縮れ麺。がんこは昔からこれです。注文してから提供が早いですから、ゆで時間もかなり短いでしょう。何も言わなくても硬めの麺です。
私個人的には細麺より断然太麺派なんです。ただがんこの細麺は好きなんだよなぁ。
がんこで大盛りを頼むようになったのは割と最近です。昔は大盛りを頼もうとするお客さんに「ウチは普通盛りでも結構な量あるけど、食べきれるかい?」とかおじさんが言ってたんでなかなか頼みづらかったです(笑)。
あとは麺硬めを頼んでいるお客さんにも、「ウチは元々硬めだよ?それでもなおもっと硬めを希望する?」とか聞いてましたね。
この辺が「がんこ」の由来なのかな、って思って当時は聞いてましたけど、今はおじさんはすっかり丸くなっちゃってますね。
話を戻して、ラーメンそのものについて。
悪魔ラーメンは、ハッキリ言ってしょっぱいです。初めて食べたら、「なんじゃこりゃ?」とか「味加減間違えてない?」とか思ってもおかしくないです。でも何回か食べてるうちにその強烈なしょっぱさだったり醤油の香りだったりにハマってしまい、気がついたら食べずにはいられなくなる、悪魔に魂を抜かれてしまうから悪魔ラーメン、なのです。
ただしょっぱすぎて舌がバカになる、とかそういうことはありません。「ハッキリした味」の究極のようなものですね。
「体に悪いんじゃ?」とも思われるかもしれませんが、悪魔のスープに関しては全部飲むもんじゃないよというのが店主のスタンスですし、そもそも「悪魔」と名のつくラーメンですから、体に悪いとか言ってられないです(笑)
自分の場合は、お店が遠くてそう簡単には行けないですから、数ヶ月に一回しか食べられないことである意味助かってます。
とにかく、それくらい中毒性が高く、他で食べることのできない唯一無二なラーメンであることは間違いありません。
とはいえがんこラーメン初心者の方には、悪魔ではなく100ラーメン(出汁100%、タレ無し)や上品ラーメンをオススメします。
出汁を取るのにたくさんの食材をガンガンに炊いて味を出しているので、タレを入れなくてもしっかり味がするのががんこラーメンです。
どうしても悪魔に興味がある場合は卓上に醤油ダレがあるので、それを足していって悪魔の練習をするのもいいかもしれません。
でも悪魔にハマってしまっても私は責任を取りません。フフフ…
というわけで大盛で悪魔の魅力をたらふく堪能し、具も全部平らげ、もちろんスープは残してごちそうさましてきました。
普通のラーメン屋さんなら最後に水を飲んでお口直しをしますが、がんこではスープの風味の余韻に浸りたいため、いつも最後に水は飲まないで出てきてしまいます。
このくらいガッツリ出汁を取ったラーメンを提供するお店が他にも出てきてほしいですが、やっぱりコストがかかるのかなぁ…
今はおじさんは、「自分が作りたいラーメンを作ってる。採算とか全く考えてないから、今は弟子を取ったりしない。弟子を取って今作ってるラーメンを教えて独立させても、採算取れないからやっていけないでしょ?」というような趣旨のことを言っています。
あの味を継ぐ人がいつか現れてほしいとも思いますが、なかなか簡単には行きそうにないですね。
最後に写真を…
↑お店の入り口。目ん玉が光ってると営業中?「がんこラーメン」みたいな看板はありませんので、知らない人が見たら何ゆえ人が並んでいるのか理解できないかも。
ちなみに扉には、「本当にラーメンがお好きな方のみ、お入りください」みたいなことが書いてあります。
↑通りからお店の方を見たアングル。看板などは無し。人も並んでいないように見えるでしょ?この中で25人並んでます。
では、また次回…