どうも、アライッペです。
本日は新潟編のラストとして(お土産紹介はまだ残ってます)、現地で行ってきたラーメン屋さんのリポートをしたいと思います。
新潟旅行2日目、私は当初、新潟駅から在来線に揺られて「西燕」駅が最寄りのラーメン屋さん、「杭州飯店」に行く予定を立てていました。
ここは「燕三条系背脂ラーメン」の元祖であり聖地です。
このラーメンは寒い地域で体を張って働く人たちのために考えられたラーメンで、丼の表面を背脂で覆って冷めにくく、出前配達しても伸びにくいように極太の麺が使われたラーメンです。スープは煮干し出汁の醤油ラーメンになります。
背脂、太麺、煮干しって、これアライッペにとっては相当なパワーワードです。絶対に行かないわけにはいかないと、主目的であるSKEのライブと同等くらいの期待を持って新潟を訪れていました。
ところが、私の行く手を阻む雪…
お店へ向かおうとした2日目の朝こそ雨や雪は降っていませんでしたが、それまでに降り積もった雪と、行って帰って来る頃の燕市が大雪予報であったこと、これらの理由から西燕への遠征を泣く泣く断念することになりました。
しかし、転んでもただでは起きない私です。即座に頭を切り替えます。「燕三条系背脂ラーメンが食べられる新潟市内の店はないか?電車やバスで多少の移動なら時間もあるし構わない」
このように考えてフル回転で検索をかけます。
その結果、数ある店の中から「ここは良さげだな」と私が思ったのが、今回訪れた「滋魂」さんになります。
新潟滞在中に活動の拠点としていた場所の近くにあった万代のバスターミナル、ここから路線バスに乗ります。20分以上でしょうか、バスに揺られどんどん市街地を離れていきます。初めての土地ですから若干不安になります。
バス停に着きます。目的のラーメン屋さんはそのバス停から数十メートルの距離でした。
ちょっと歩くと、「ん?いい匂い…」煮干の香りです!これはいやが上にも期待が高まります。
すぐに看板が見えてきました。お、車が結構停まっている…
実は、ここに到着したのは10:58頃、11時のお店の開店直前です。つまり、開店前からお客さんが集まってきているのです。
↑「一麺入魂」の看板。気合入ってる?
入り口の前に着くと、並んでいるのは3,4人ですが、台の上に紙が置いてあって、そこに名前と人数を記入する欄があります。
自分が記入したのは5,6番目。そう、外が寒いので皆さんこの用紙に記入して、車の中で待っていらっしゃるようです。
程なくして店員さんが出てきて、紙に記入した順番で名前が呼ばれます。幸いにも、最初に店内に入れる「第1グループ」に間に合うことができたみたいです。自分より3組あとの人たちは、店外待ちです。
店内に入ると、カウンター席が5〜6、テーブル席も5〜6あります。興味深いのは、お一人様でも順番が来たらテーブル席に通され、相席させられることはありません。ここはこのお店のポリシーでしょう。
メニューは背脂煮干し醤油の中華そばの他にも、つけ麺や塩、味噌、特濃味噌などがありました。
私は当然、追い求めていた燕三条系の「中華そば」なんですが、このお店のウリでしょうか、トッピングに「岩のり」があります。
これが乗った「岩のり中華」の並盛¥900に決めます。
そして、背脂の量が選べます。何も言わなければ普通ですが、その上に中脂、大脂、鬼脂w
つい一週間ほど前に津田沼の某店で背脂ギタギタを頼んで学習していた私は、ここでは「中脂」をチョイス。
そして、しばし待ちます。お店のテレビではサンジャポが流れてます。昨日目の前で見ただーすーが出てるかな?
…そういえば、新潟の飲食店は店内でテレビが流れてたところが多い印象。ってか行ったラーメン屋さん3軒全部かな?私の地元ではそんなにテレビ置いてるところ無いですけどね。
注文の品がやって来ました。
…あれですよね、こうして写真に撮って見てみてあらためてわかりますが、背脂ラーメンは正直見た目はよろしくないですよね(笑)
ただこれをひと口、口に運ぶと…、「美味い!これだ!」となりました。
背脂の甘みとパンチ力、これに真っ向からぶつかる煮干し出汁の醤油スープ、負けてません。
そしてそれらを吸い、身に纏った麺(ただし滋魂さんの麺は中太レベルで、当初行こうとした杭州飯店さんのような極太ではない)。
さらに背脂のこってり感を、いい具合に殺しはせずに中和するような岩のりの存在感。
これ、マジで当たりです。新潟入りしてから口にしたものの中で、断トツで一番美味しかった。
そしてこれが偉そうに聞こえたら申し訳ないけど、この味は東京でもきっと通用する。
新潟の人は、滋魂さんのラーメンをもっと内外にプッシュしてもいいと思う。それくらいの美味しさ。
自分はアイドルオタクも薄くやってるわけだけど、NGTのメンバーでここのラーメン推してる子はいないのかな?いたとしたらその子のラーメンに対するアンテナは鋭いかも。もし詳しい方いたら教えてください。
ここ1ヶ月で背脂ラーメンを食べるのはこの日で3回目なのだけれど、前の2軒はあっさり凌駕したね。
これはこのお店だから美味しいのか、燕三条系背脂ラーメンのレベルが高いのか、私の経験値が少なくてわからないけれど、ここが美味しいことには変わりありません。本当にオススメ。バスに乗って来た甲斐があったよ。
(帰りは1時間に一本のバスで困りましたが…)
接客などもしっかりしていて、本当に感心しました。
他のお客さんが結構頼んでいた、「特濃味噌」も気になるなぁ。
というわけで久々にスープまでほぼ完食して、ウキウキで店を後にしました。
ところでこのお店の看板に「JUN ism」とありました。なんじゃこりゃ?と思って今調べたら、ここのお店の店主が燕市にある「らーめん潤」というお店の出身みたいです。当然そこは燕三条系背脂ラーメンのお店。岩のりのトッピングもここの系譜の模様。
さらに調べると、なんと!この「らーめん潤」さん、支店?のれん分け?どちらかわかりませんが東京にあるみたいです。蒲田と、亀戸。
亀戸って、うちから割と近くじゃん。
はい、近々行ってまいります!(笑)
滋魂さんのあの味の血を引く味でしょうか、確かめてきます。
新たなブログのネタの種を思わず手に入れることができましたね。
それにしても、新潟、楽しかったです。また行けたらいいなあ。
では、また次回…