どうも、アライッペです。
「死ぬまでに、日本の全ての競馬場をめぐりたいなぁ」と今年になって突然言い出した私ですが、関東圏の競馬場は日帰りでその日に思いついても行って帰って来られます。
ですが遠征が必要な競馬場は前もって計画を立てないと行くことができません。
その願望を口だけで終わらせないためにも、今年のうちに1つは計画的に遠征しようと企てました。
(結果的にこの前の週に中京競馬場に行くことになったのですが、それは偶然の産物なので)
前日の夜からレンタカーを借りて、一人で深夜に250km走らせて向かうことにしたのは「福島競馬場」です。
今回のブログでは現地へ向かうまでも含めて、書かせていただきたいと思います。
6日の夜20時過ぎに千葉・我孫子の「のじじR 」で腹ごしらえをしたのち、ロングドライブの始まりです。茨城、栃木を通って福島に入るルートです。
手持ちのiPadをカーナビ代わりに進みます。大きな通りをひたすら進みます。あ、高速道路は使いません。この距離なら使うほどでもないかと。
茨城の守谷、下妻などを通って、栃木県の真岡(もおか)に入ったところで、ちょっと眠くなっちゃって1時間ほど仮眠。この時点で22時半くらいだったかな?0時くらいにリスタート。
宇都宮の外れを通って那須塩原を通過し、福島県白河市に入ります。
天気は雨が降ったり止んだりでしたが、無事最初の目的地点である「郡山」に午前2時過ぎに到着しました。郡山は福島県でも随一の繁華街でしょうか、街はまだまだ眠っていませんでした。
「間に合った!」という気持ちです。え?何がって?実は目をつけていたラーメン屋さんが3時までの営業で、行ってまいりました。これについては、後日ブログでご紹介。
それで、その後は福島競馬場に向けて出発…はせず、朝まで郡山に待機します。コンビニで買い物をして、駐車場にて休ませていただきました。
これには理由があって、お土産を買いたかったんですよね。福島の美味しいお土産と言えば「ままどおる」ですが、それはこれまで結構何度も食べてきたので、今回注目したのは郡山のソウルフード「クリームボックス」でした。
食パンの上にミルク風味のクリームが乗るもので、その中でも「ままどおる」を作っている菓子メーカー、三万石さんから「ロミオのクリームボックス」というのが出てるんですね。これが箱入りなので、お土産として持って帰れるし最適かな、と。
そしてこれが三万石の店舗でも郡山駅構内のおみやげ館でしか売ってない、とのことで8時の開店と同時に購入して、それから福島競馬場へ向かおうと考えたのでありました。郡山からは車で1時間、競馬は10時からだから余裕で間に合うので。
同じく郡山のソウルフード「酪王カフェオレ」を飲んで車内で3時間程度仮眠して、いざ郡山駅へ8時の開店と同時に向かったのですが…
なんと!「ロミオのクリームボックス」は当日工場で作られたものが入荷するのか、その商品だけ「販売は10時頃から」と。
マジか…知ってたら来なかったよ…
失意の中、ついでに買おうと思ってた「ままどおる」も買う気にならず、福島競馬場へと向かうことにしました。
良くないことは続くもので、福島競馬場まであと2km程度といったところで大渋滞に巻き込まれます。ナビで10分もかからないところを1時間近く。
さらにさらに、福島競馬場の全ての駐車場が満車!本来ならあり得ないことなのですが、実はこの日は障害レース最強馬「オジュウチョウサン」が平地レースに登場し、武豊が騎乗する日なのです。
もちろん私は狙ってこの日に遠征を決めたわけではありませんが、最近競馬に復帰した私はそのことがここまで影響を及ぼすとは、思ってもいませんでした。
結局福島駅方面に戻り、コインパーキングに停めます。まあこっちの方が安かったのですが、最初からそうすれば1時間は早く競馬場に着けたかな。そこから20分ほど歩いて、競馬場へ向かいます。
ちなみにこの日は七夕ですが、渋滞中にふと前のトラックを見たらデコトラで。これ七夕モチーフですよね?織姫かな?ちょっとりょうはたん(北川綾巴)っぽい感じの(笑)
グッドタイミングにこの日の競馬の的中を祈願します(織姫ってそういう存在じゃないよな?知らんけど)。
で、結局競馬場で座席に腰を据えられたのは11時。レースも始まっちゃってます。腹が立つから外のセブンイレブンでビール買って一杯だけがぶ飲み。帰る頃には酒抜けてるから良いでしょう。
ちなみに、「競馬場グルメぐり」として始まったこの企画ですが、実は福島競馬場は事前の下調べでも「名物グルメ」は無い、と(笑)
一応結構調べたんですよ。でも見当たらないから、「あ、無いんだな」と思って、適当なそば屋で山菜そばを買って食いました。大根おろしはスプーン2杯まで、自分で入れる形式のところ。なんでも昔は3杯までだったとか…
まああとは競馬場限定の伊藤園のお茶を買ったくらいですね。
良いんです、競馬終わったら目をつけてたお店に行くから。
なので今回のブログタイトルは「グルメぐり」ではありません。ご了承ください。
さて、この日は道中雨が降ったりやんだりでしたが、着いてからは雨こそ降らないもののどんよりとした天気で、馬場状態も芝は稍重、ダートは重で開催されています。
あ、競馬場の向こうは山です。
ちょいちょい馬券購入を試みるものの、当たらないので場内散策。
パドックに屋根はないのですが、半分建物の中みたいな感じで囲うように、上の階から見下ろせます。あとでオジュウチョウサンが出てきた時に、見に来ようかなと。
こんな感じで右回りの馬場を走ります。府中などに比べるとこじんまりとしてますが、地方競馬場と比べればやはり広いコースです。
きれいな競馬場ですよ。これが入場料100円ですからね。近隣に住んでたら通いたいくらい。
ちなみに、今年は福島競馬場開設100周年とのことで、馬券が特別デザインです。記念なので、オジュウチョウサンの応援馬券も兼ねて買っておきました。先に言うとこれは的中しているのですが、換金しないで持って帰ってきております。
裏を見ると、福島競馬場思い出のベストホース大賞、第1位「ツインターボ」(七夕賞)とあります。25年前ですね。稀代の逃げ馬。自分が競馬を見始めてすぐの頃の馬だったと思います。懐かしい。
この前のブログで書きましたが、中京競馬場では「サイレンススズカ」が選ばれてましたね。やはり逃げ馬はロマンだね。
ところで、土曜日の昼間のレースにしては、お客さんが多いです。これはまだ6レースで、オジュウ登場の3レース前ですが、それなりの人がいますよね。普通はもっと空いてると思います。
ここまでほとんど当たらずで、気分転換に私の好きな内馬場(コースの内側)へ向かいます。コースの下の地下通路を通る形です。
内馬場は人もまばらで、やっぱり過ごしやすかったです。一日中競馬場にいるなら、内馬場で過ごすことをオススメしたいですね。レジャーシート持って来て芝生の上に敷いて、ゴロゴロ。
ビジョンを近くで。これに背を向けると、コースが内側から見られます。ただ福島は、内馬場からレースはちょっと見づらかったかな。柵が邪魔で。この辺は、小規模な地方競馬場の方が臨場感があります。川崎競馬場の内馬場はレースがよく見えました。
それで、レースの方もやっと的中。本線ではないですが、調子が出てきました。
ここで、名残惜しいですが内馬場を離れます。なぜかというと、これから2レース後のオジュウチョウサンのパドックを見に行くためです。
やはり、オジュウを見たいというお客さんでパドックはそこそこ混んでました。まあ、この日の客の多くはこれ目的ですからね。
でも、福島のパドックは周りをスタンドで取り囲んでいるので、見られる場所が多く私もポジションを確保できました。
…来るかな?
キタ━━(゚∀゚)━━!!
水色の馬具をたくさんつけた6番の馬がオジュウチョウサンです。ビジョンを見てもらえばわかりますが、この時点で単勝1.7倍(最終的に2.0倍)。
後出しではありますが、私個人としてはこのレース、普通にオジュウが勝つと思ってました。障害レース最強とはいえかつて平地(障害物のないレース)で勝つことができなかった馬。ですがこのレースは500万下クラス。他の馬も1勝しかしていないようなクラスですし、今となってはここでは力が違うだろう、と。オープンクラスのレースではないですからね。
ご存知の通り勝つわけですが、その話は後ほど。
オジュウの出る9レース、開成山特別のパドックを見るために8レースを見ることは捨てたわけですが、馬券は買っていました。
そしたら、当たってもうた(笑)しかも、ワイドで40倍。これで完全にプラスに転じます。馬券は遊び程度なので、この倍率のが一つ当たれば私はその日の収支はほぼプラス確定です。
ところでこのレースの2着が女性ジョッキー藤田菜七子ちゃんですが、彼女結構乗れますね。今年3年目で、私は今年から競馬を見るのを再開したのでもちろん存在は知ってましたが名前先行だと思ってました。でも実力もそれなりにありますね。
私は馬券にならなければ結構ドライに見てしまいますが、コースや距離などを吟味して買えばおいしい結果をもたらしてくれますから、一気に好きになりましたよ。
逆に彼女の名前で人気が過剰になることもあるので、その取捨選択が馬券を買う時の腕の見せどころです。
そしていよいよ主役の登場です。この人だかり。G1レースとまではいかないですが、日曜日のメインレース並みじゃないですかね?
結果はしっかりオジュウチョウサンが勝利をおさめました。完勝です。
4コーナーからゴールまで動画を撮ったのですが、他のお客さんが映ってしまってるので載せるのは控えます。でも、声援はすごかった。そして、拍手が。ゴールした時にここまでたくさんのお客さんが「拍手」をしているレースは、私は初めて見たと思います。
貴重な体験ができました。来てよかった。本当にたまたま重なったんです。数ヶ月前からこの日に来るのは決めていたので。朝の大渋滞のことなんかすっかり忘れて喜んじゃいました。
不思議な空気に包まれた競馬場で、メインレースまで見て最終レースは馬券だけ買って帰ります。実は17時にオープンする、とあるお店に行こうと企ててたもので。
結果的にはこの選択が大正解となりますがその話はまた今度。
ちなみにメイン11レースもオッズは低いですが当たって、買って帰った最終レースも、なんと当たってました!(後日錦糸町で換金)
ホクホクで余裕のプラスですね。旅費とまではいきませんがこの日の食費は賄えたかな。
メインレース終了後に記念に少し写真を撮ってみました。天気は終始曇りでしたがまあ快適だったので良かったです。
競馬場自体もそれなりにきれいでしっかりしていました。これで他場より安い100円の入場料はさっきも書きましたがお得です。
翌日新聞を買って「オジュウ」フィーバーがどんなだったかあらためて知ることに。やっぱり特別な日だったんだな、とあらためて。
あ、そうだ!この日は初めて、競馬新聞をコンビニのコピー機で購入してみました。開催日前日の13時くらいに手に入るので、競馬新聞が店頭に並ぶより早く入手できるのはいいですが、勝馬だとコピー機の方が30円高いです。500円。1秒でも早く手に入れたいのでなければ、普通の紙面の方がいいかな。競馬新聞が入荷しない地域だとコピー機のが助かりますね。
というわけで競馬場に行くためにわざわざプランを立てた初めてのプチ旅行は、とても楽しかったです(他に立ち寄った数軒のお店は、後日ブログを更新します)。
さて次はどこかな?中央競馬なら新潟かな?その前に地方競馬に行くことになりそうな予感がしています。
では、また次回…