どうも、アライッペです。
前回のブログの締めで書いたとおり、ラーメンのためにこしらえた「鶏油」、この余ったものを別の料理に利用したら驚くほど美味しかったので、これについて今回は書かせていだだきます。
早速ですが、その「別の料理」とは、チャーハンでした！
以前から、噂には聞いていたのです。ツイッターのフォロワーさんの中にも、チャーハンにおける鶏油の重要性を訴える方もいましたし、Google検索で「鶏油」の後にスペースを打つと、「チャーハン」って上位に出てくるくらいなので、鶏油で作るチャーハンが美味いということは、知っている人はすでに知っていたのだと思います。前回のブログをUPした時点で、「チャーハンだな」と気付いた方もいらっしゃるみたいです(^_^;)
今回、鶏皮から鶏油を取るにあたって、スーパーで鶏皮1パックを買ってきたのですが、そこから小鉢1つ分くらいの鶏油が取れました。ラーメン1杯に大さじ1ほど使って、4杯ラーメンを作ったのでまだ鶏油が余ったわけです。
でも冷凍保存するなら別として、冷蔵保存ならそんなに日持ちしないという話でした。
ならば何か他の料理に使用しなくては…
そこで思い出したのがチャーハンの話でした。
「街の中華料理屋」みたいなところで当たり前にメニューにおいてある「チャーハン」、特別な具材などは使わないシンプルな味わい。そのシンプルさゆえに逆に家庭では再現が難しい。
「家庭ではお店のような火力は出せないから」とか、「中華鍋じゃないと」とか、いろいろ言い訳する向きがありますが、果たして本当にそれが再現の難しい理由なのか。
「家庭で作るお店のようなチャーハン」の一つの解答として、「鶏油」を挙げている人もネット上にはいたので、私もこの機会に確かめてみよう、と思いチャーハンを作ることに決めました。
あ、ちなみに「鶏油」「鶏油」って当たり前のように言ってますが、なじみのない方もいらっしゃいますかね。
「牛脂」ならスーパーのステーキ売ってるところとかに「おひとつお取りください」みたいな感じで無料でよく置いてありますし、豚の脂なら「ラード」として有名です。
「鶏油(チーユ)」はあの「家系ラーメン」の必須調味料として使われているということで一気にメジャーになったみたいです。それからはいろいろなラーメン屋さんが使っているみたい。自分はラーメン好きなのですでによく耳にしていたんですね。
さて、早速チャーハンを作るのですが、今回全く特別な具材は使用していません。それどころか、なんと、「肉が無い」（笑）
ラーメン屋さんならチャーシューの切れ端とかを使うのでしょう。ウチは一般家庭なのでありません。ソーセージとかを入れるのも何か違うなぁ。それだと「家庭のチャーハン」だよね。今回目指しているのは「お店のチャーハン」。
でも、チャーハンにおける鶏油の威力がホンモノなら、具に肉すら無くても構わないのではないか？そんな強引な理由で、肉は使わないことにしました。
というわけで、たまご、白飯、ネギ。具材はこれだけ。
そして鶏油、それとこれも余ってた焦がしネギ入りの油、塩胡椒、醤油、酒。これしか使わないシンプルなチャーハンを作ることにしました。
いざ調理に取り掛かってからはスピード勝負というか、写真など撮っている暇はありません。なので言葉で簡単に説明します。
1.フライパンに鶏油、焦がしネギ入り油を入れ、熱します。
2.油が温まってきたら、溶いておいた卵を投入。ご飯一膳につき1個くらい。今回は2個使いました。ちなみに、家庭では一度に作るのは2人前くらいまでが最適な模様です。火の通りが悪くなるので。
3.卵に半分熱が通ったらご飯とネギ投入。お玉を使って混ぜる。菜箸よりもお玉が混ざりやすい。
4.塩胡椒で味付け。
5.火を止める直前に周りから醤油、酒を軽く注ぎ、火を止めて余熱で軽くあおって終了。お皿に盛りつけて完成です。
えー、正直言って、作ってる途中から勝利を確信しました。なぜなら、もう匂いが違う。お店に近いもの。
食べてみても、やはり美味しい。もはや、メインメニューの鶏塩糀ラーメンを凌駕しており悔しささえ覚えます。
家族にも好評でした。
まだ鶏油が余ってたので翌日もチャーハン作り。今度は肉のみならずネギまでも無くて（笑）、仕方なくにんにくチャーハンにしました。
これも美味ですがネギは大事かも。
「美味しい」以外の言葉が出てこないのでレポーター失格ですが、何というか本当に「火力が…」とか言ってる人はもはやあざ笑うしかない。ちげーよ、いや、違ったんだよ… 俺は身をもって体験しちまったんだ。もう「火力が…」とか「中華鍋が…」とか言い訳してた時代には戻れねーぜ。「鶏油」の威力を知っちまったからにはな。
とはいえ今回も「肉なし」で完全体ではありません。それですらこの美味しさですから、肉が入ったらもっとヤバいことになるでしょう。
でもラーメン屋じゃないですからそうそうチャーシューは家にないですし、チャーハンのためにチャーシュー作るのもねぇ。
それで考えたのですが、「鶏油」を作った時のカリカリ鶏皮、あれを刻んで具に入れたらいいんでない？今回はそのままおつまみで全部食べちゃったけど。チャーハンを作ろうとか思う前に。
やっぱり料理は「経験」ですね。作ってみて、今回何が足りなかった、余計だったとかが初めて見えてきます。
次回はカリカリ鶏皮を具に入れてみようと思います。早速またスーパーで鶏皮を買ってきちゃった。結果についてはツイッターでお伝えしますね。
では、また次回…