2/4 男の料理その5〜牛すじのどて煮

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どうも、アライッペです。

今日はまた料理を作ったのでそれをご紹介します。今回作ったのは「牛すじのどて煮」です。

ひょっとしたらあまり馴染みのないメニューですかね。名古屋の人には当たり前?

SKE48のファンの方なら知ってると思います。あの伝説の卒業メンバーの好きな食べ物でもありましたね(んんん…)。

私自身は親戚一同含めて名古屋には縁もゆかりもありません。ですがいわゆる「名古屋めし」はかなり自分にとってストライクで、特に「赤味噌」系のメニューには目が無いんです。

好きすぎて数年前から自分で作り始めたというわけです。

さらに言うと「牛すじ」も大好きなんです。あの柔らかいトロトロした食感…

私はもし、これから死ぬまでに「一種類の肉しか食べてはいけない」と言われたら、たぶん牛すじを選ぶかもしれないです(あと豚バラのどちらかで迷います)。

ご家庭によってはどて煮と言ったら「モツ」を使うかもしれませんが、私は牛すじ一択になります。

では作り始めていきます。スーパーで買った牛すじのパック(豪州産)をまず一回茹でます。ちなみにこの量で360円。すじ肉は牛肉にしては安いですよね。水から茹でてます。

沸騰するといきなりこんなにものアクが出ます。引きあげてアクごとお湯を捨て、再度同じことをします。アク出しは1回でもいいですが念のため。2回目はずいぶんアクも減りました。この後、牛すじだけを下茹でします。切るのは後でもいいですが、今回はここでカットしちゃいます。

この前味噌汁を作った時に出汁用昆布を買ったのですが、安かったからか何となくイマイチで(すぐ割れるし)、さっさと使っちゃおうと思って昆布も入れて茹でました。

そしたら昆布の粘り成分と牛すじのアクがくっついてちょっとキモくなりました(画像はなし)が、すべて取り除きました。

昆布自体も沸騰したら取り除き、料理酒を軽く大さじ1くらい入れてひたすら茹でます。今回は蓋をして弱火で1時間半

その間ただボーッと待っているわけではなく、他の具材の準備を。

今までは私はこんにゃくと大根を入れていました。たまに人参も。

今回は豆腐を追加します。何となく思いつきました。

それで、これは正解なのかわかりませんが、今までにどて煮を作った経験で、大根は一回軽く下茹でした方がいいように感じました。苦味が減るような。

というわけで大根と、あとはこんにゃくに豆腐も私は一回下茹でしちゃいます。

こんにゃくもパッケージに「アク抜き不要」って書いてあるんですけどね。もうあくまで気分の問題です。

いずれにせよ軽くでいいと思います。大根は厚めのいちょう切り、こんにゃくと豆腐は大きめのダイス状にカット。

茹で上がったらいずれも水に浸しておくのですが、今回ちょっと手間取って豆腐を水に浸すのが遅れてしまったら、ちょっとくっついちゃいまして少し崩れてしまいました。まあ、味に影響はないだろうけど。

で、各具材の下準備が終わって、いよいよどて煮を作っていくわけですが、今までは牛すじを茹でた、いわばダシの出ているスープに水を足してどて煮に使っていました。

↑茹でた牛すじとダシの出たスープ

今回はそれプラスこの前の味噌汁用に買ったダシ用かつお節でダシを取って、牛と魚介のダブルスープで豪華に作っちゃいます。

鍋に牛すじダシとかつおダシを1:1で入れて、そこに具材を全部ポン。味付けの味噌ダレは、赤味噌100g、砂糖80g、料理酒大さじ3、みりん大さじ1くらいで、これをボウルで混ぜます(画像撮り忘れ)。

レシピについてはネットの情報のおいしいトコ取りなんですが、結論から言うとちょっと甘かったので砂糖はもう少し減らすべきかもしれません。

赤味噌は他の味噌に比べて溶けにくい気がします。なので鍋にいきなり入れるのではなく事前に他の調味料と混ぜておきます。溶けにくければ鍋のダシを使ってのばしましょう。そうしてできたタレをドボン。もう、あとはひたすら弱火で煮るだけです。目安は2時間くらいかなぁ。

と、ここで、先ほどのダシ汁が余ってるんですよ。牛と魚介のダブルスープ。なんか聞こえが良くて美味そうですよね。

なのでラーメンを作っちゃいました。冷蔵庫に賞味期限の切れた生麺があったので。

とは言えラーメンなんて作ったこともないので、即席で醤油ダレのレシピを調べました。結果としてはそのせいで、絶品と言えるほどでもないまあまあなスープの醤油ラーメンになっちゃいました。卵を入れて、かき玉ラーメン。

ラーメンはいつかちゃんと作ってみたい気もします。でも相当難しいしコストもかかると思いますよ。ラーメン屋さんに行った方が早いし美味いですよね。ただ自己満足のために一度はやってみたいです。

どて煮に話を戻します。2時間くらい煮込むと、こんな風になります。

ここで味見をしてみたんですよ。そしたらなんと「甘〜い」!スピードワゴンの井戸田さんみたいな声が出ましたよ。

いろいろいじりました。塩足したり醤油入れたり、少し味噌を追加したり。

ただこれまでの経験から、「一旦火を止めて冷まして味を馴染ませると、また変わる」と思ったので、この完成直後にはまだ食べないことにして、火を止めて数時間待つことにしました。

数時間後、出来上がりはこちら。

まあ甘いっちゃ甘いのですが、許容範囲。これから煮詰めていくことでまた「二日目の味」は変わります。ヘタにいじらないことにします。

というわけで、翌日「どて丼」。温玉添え。ご飯のおかずにはもっと濃くても良かったかな。やっぱり地元の居酒屋とかの、「創業以来継ぎ足し継ぎ足しで作ってきたタレ」みたいなコクは出せませんねぇ。

そもそも今回も、出来上がり直後より翌日、翌日の夜と煮詰まるほど美味しくなってきました。

それぞれの具材については、大根の苦味は今回はゼロ。初めて入れた豆腐もOK。そしてやっぱり牛すじはトロットロ。歯が無くても食えるわ。

具材はいい仕事をしてるので、あとはやはり自分が「タレ」だとかスープの腕を上げることですね。これはどて煮に限らず、全ての料理に対して言えることです。慣れていけば上手くなるかなぁ?

ちなみに余談ですが温玉は電子レンジで簡単に作れます。

お椀に生卵を割って、そこに黄身が割れないようにゆっくり水を入れます。

ラップをしてレンジで6〜70秒。水を切ったら出来上がり。これだけ。

煮込み料理は時間もかかりますし面倒くさいかもしれませんが、出来上がったものをひと口頬張った時のあの味の染みてる感じ、それが心にも染みてきます。←上手いこと言おうとして失敗

ま、まあ、皆さんもぜひ一度煮込み料理を作ってみてください。

では、また次回…

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