2/21 ラーメンリポート〜松戸「兎に角」ラーメン

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どうも、アライッペです。

本日もまたラーメンネタになりますが、今日のお店は、私がブログをはじめて以来なるべく早めにご紹介したいと思っていたお店です。

そのお店の名前は、松戸の「兎に角(とにかく)」さんです。

私は今までの人生で、「一時期通い詰めたラーメン店」というのが4店舗あります。

順不同ですが「がんこラーメン総本家(都電早稲田駅前時代)」「蒙古タンメン中本(「西」がつく前の池袋、目黒)」「ファイヤーマウンテン」そして「兎に角」です。

その中でも「兎に角」は唯一地元のラーメン屋さんになります。

私の地元松戸には、超有名店である「とみ田」があります。その存在が大きすぎるゆえ、「兎に角」の名前は皆さんはご存知ないかもしれませんが、松戸駅周辺で現在もなお行列が出来ているラーメン店は「とみ田」「ラーメン二郎松戸店」「兎に角」この3店舗だけ。そのうちの1店舗ということになります。

ラーメンに詳しい方で「兎に角」の名をご存知の方は、「油そばの名店」という印象かもしれません。お店が今ある場所に移転した頃店主が完成させたメニューで、実際に今お店に行っても6〜7割のお客さんがオーダーしています。過去に、雑誌か何かのラーメンランキングの汁なし部門で全国1位になっていたような気もします。

ただ私は移転前の、メニューに油そばが無い頃から通っていますので「ラーメン:油そば:つけ麺」を6:3:1くらいの割合で注文しています。久しぶりに訪れたら必ずラーメンです。

さて、前置きはほどほどにリポートを。

松戸駅の改札を出ると右が西口、左が東口になります。東口へ向かい、階段を降りて右方面へ行くと「とみ田」や系列店の「富田食堂」があります。「兎に角」はその逆、左方向の松戸市役所方面にあります。

私がこの日訪れたのは14時半ですが、まだ行列がありました。列の3人目に接続です。

ちなみに、「兎に角」は割と営業時間や定休日が変わることが多いです。おそらくスタッフさんが足りなかったりする時があるのでしょう。ただ現在は、定休日無しの通し営業でやっているみたいです。

当たり前のように訪れる店なので、ブログのためにあらためて外観や看板の写真を撮ってくるのを忘れてしまいました。また行った時に撮ろう。

列は割とすぐ動き、2〜3分で中に通されました。カウンターのみ15席くらいですかね。

食券を買います。久しぶりの訪問なので油そばには目もくれず、ラーメンです。量は並で。刻みチャーシューや牛すじのミニ丼もよく頼みますが、この日はそこまでお腹が減っていなかったので頼まず。チャーシューを一枚追加します。デデン。「ラーメン+チャーシュー1枚」(780+100円)

濃厚な動物系と魚介の合わせスープです。今となってはよくある感じですが2005年のオープンからほとんど変わりません。見た目はよくある感じのスープでも味はかなり濃厚でコクがあり、そうそう簡単にマネできるものではないように思います。

チャーシューは燻製です。いい香り。肉と脂のバランスも程よい。ちなみに私はあまり頼みませんが、味玉も燻製卵です。

そして、麺!久しぶりに食べてみて驚きました。プリプリでなおかつものすごい弾力です。心してかからないと歯が跳ねっ返されるんじゃねーか、そのくらいです。

兎に角の麺は店内にある製麺室で打った自家製麺を、あえて寝かしたりせずに当日使用しているようです。それがあの弾力の秘密なのかな。

いずれにせよ、なんか噛んでて楽しくなるような食感。今までもこんなだったかな?

実は兎に角は、オープンしてから5年くらいは店主自ら厨房に立って一杯一杯ラーメンを提供していたのですが、いつしか姿を見なくなりました。柏の葉や茨城の守谷、今は閉店しましたが亀有にも支店があって経営やメニュー開発の方に専念したのかもしれません。

そのことが一部の人たちにとっては気に入らなかったのか、ここ最近ネットなどの評判があまり良くなかったんです。やれ「味が落ちた」だの。

目の前に出された丼だけで答えを出さずに、弟子じゃなくて店主が麺上げをしてるだとか、出汁の素材がどこどこ産だとかそういう「情報」もラーメンの「味」の感想に含めてしまうことは、私は良しとしません。そのお店「全体」の感想としてそれを含めるのはいいのですが。

(だから私はグルメサイトなどの他人の評価はあまり信じません。営業時間や定休日、メニューや料理の画像だけ参考にさせてもらってます)

さらに言うと、近所の名店「とみ田」は必ず店主が厨房に立つ、立てない日は営業しないくらいのこだわりなので、なおさら「兎に角」にとっては分が悪かったのです。

ただ、いくらネットで味が落ちたと言われていてもずっと行列は途絶えていなかったですし、何より「兎に角」は、「能書きはいいから『兎に角』うちのラーメンを食べてください」というのが店名の由来ですから、私も周りに惑わされずここのラーメンを食べ続けてきました。確かに「イマイチかな?」って感じる時もありましたが、それも「ブレ」の範疇として納得していました。

この日あらためて食べてみて、「やっぱり美味い」と。これは私が胸を張って人にオススメできるレベルだ、と言わせていただきます。

最後にひとつ、ラーメンの「味」とは関係ないエピソードを私も紹介させていただきます。

「兎に角」は初めの頃、店主と奥さんの二人で切り盛りしているお店でした。オープン当初は奥さんの創作デザートが月替わりメニューに存在していたこともあります。

ある時、水商売風のお姉さんが私の前に並んでいたのですが、その彼氏とみられるチンピラ風の男が後から来て、いわゆる列の割り込みをしました。

その時、奥さんは毅然とした態度でその男を制し、食ってかかるその男にも屈せず、頑なに列の割り込みを認めさせず追い返しました。

その姿を見て、私はこのお店は信用できる店だな、と思ったものです。

その後、店主の姿が見えなくなるのとどちらが先だったかわかりませんが、奥さんの方も子育てなどでお店に立たなくなりました。

ただ、この日行ったらその奥さんがお店に立っていて、ラーメン作りは男性スタッフに任せていましたが列の捌きや新人スタッフの指導をテキパキと元気にこなしていました。

子育てが一段落して現場に復帰したんですかね。

あらためて、私は「兎に角」さんを地元民としても応援したいと思います。

次は看板メニューの「油そば」をリポートしようかな。

では、また次回…

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