どうも、アライッペです。
最近はあまり行かないのですが、以前、家から上板橋の「蒙古タンメン中本」本店へ行くのに車を使ってました。環七を通って行くのですが、西新井あたりですごく人が並んでいる場所がありました。しかも毎回。
気になって調べてみると、そこもラーメン屋さんで「富士丸」という二郎系のお店でした。
いつか行ってみたいなと思いつつ、結局訪れることはなく時は経ちました。
話は変わり、最近(アイドル)オタ活の名古屋遠征で、新栄町にある「歴史を刻め」というラーメン店にちょいちょいお世話になっています。二郎系のお店なのですが、調べてみるとこちらのラーメンのルーツは「富士丸」だ、と。「歴史を刻め」を含む「ラーメン荘」グループの創始者の方の修行先が「富士丸」だそうで。
私の頭の中で、未知の「富士丸」というワードが大きなものになりつつありました。
そしてトドメに、去年くらいからちょくちょく通っているラーメン店である「火の豚」さん。なんとこちらが「富士丸インスパイア」のメニューを開発、および店舗をオープンさせる、と。
点と点が線で繋がってきました。
「何だ?富士丸ってそんなにすごい、影響力のあるお店なのか?じゃあやっぱり行ってみないと!」
奇しくもこれまた(アイドル)オタ活で、聖地巡礼として東京・北区の銭湯に行くことを決めた私は、「あれ?北区…。もしかして」
調べてみると、ビンゴ!
そう、富士丸の本店は北区にあるのです。ファンの間では「ゴッドバレー」と呼ばれる北区神谷、赤羽を起点とすると銭湯とは方向が違うのですが、歩いていけないこともない距離。
「これは、行くしか」
アイドルのオタ活とラーメンのファン活動を一度にできる、こんな幸運なことはありません(ちなみに私は「ラーメンオタク」は自称しません。ただのファンです)。
というわけで下調べをしました。有名店である「富士丸」しかも本店は、かなりの行列店だ、と。しかも正直回転はあまり良くないらしい。
そこから導き出した私の答えは、「開店一時間前から並ぶ」これが待ち時間もストレスも一番少ないのではないかな、と。
どうやら開店時間は18:15頃らしい。逆算してお店に向かおうと思ったのですが、前回のブログでも書いたオタ活の方の駄菓子屋さん訪問、ここでちょっと時間を取りすぎてしまいまして、結局到着が17:25頃に。
すると、やっぱり並んでる…
しかも、10人以上。開店50分前に10人以上並ぶのですから、おそるべし、富士丸。
席数がいくつあるのかは調べてこなかったのですが、これは「最初に着席できる人数」の中からは漏れてしまったんじゃないかな、失敗した…、と思いました。
待つこと自体は苦ではありません。最近はスマホがありますから、いくらでも時間はつぶせるので。ただ初めてのお店なので、調べてきたとはいえ勝手がわからず不安な面もあります。
時間が経てば経つほど、行列は増えてきました。私で十数人目ですが、開店時には私の後ろにはそれ以上の人が。結局開店時に30人程度の待ちかな?平日でこれです。
調べでは明確な開店時間は決まってないけれど、18:15頃開く、と。この日もその通り18:15にオープンでした。
列の先頭の人から入口の券売機で食券を買って着席していきます。
この「富士丸」本店では、食券を買って並ぶのではなく店員さんの指示があってから購入するスタイル。難しく考える必要はありません。
心配していた通り、最初に着席できる人数からは漏れてしまいました。ただ、3~4席ある「店内待ち」の中に加わることができました。店内待ちまでが食券を買って待ちます。
事前に決めていたメニューの食券を買います。ノーマルの富士丸ラーメン¥850、それとブタカスアブラ¥30を。
店員さんが食券を取りに来るまで、手に持って待ちます。
店内はL字型のカウンターと、何と珍しくお座敷席が3つ。
ちなみに店内は90年代J-POPがひたすら流れていて、たまらん(笑)
そうこうしていると、店員さんが食券を回収しにきました。ここで「麺少なめで生卵お願いします」と。
麺少なめオーダーをすると、生卵か、ヤサイ増しか、ブタカスアブラが無料サービスになりますので食券を渡すタイミングで伝えます。
結局、18:15オープンでそこから30分後くらいでしょうか、突然声がかかります。「お座敷席ですが、よろしいですか?」と。
お座敷席がひとつ、いつのまにか最初のお客さんが食べ終えて帰っていて、空いています。
おそらく、お座敷席は複数客を通したいのだと思いますが、どうやら私のラーメンがまもなく出来上がってしまうようで、その席に通されました。
「ニンニク入れますか?」コールは、「ニンニク少なめ、ヤサイちょい増しでお願いします」と。
ヤサイとアブラのちょい増しは無料です。
着席してすぐに出てきたのが、こちら。
富士丸ラーメン麺少なめ、ニンニク少なめヤサイちょい増し、ブタカスアブラに生卵。
さて、まずはスープをひと口。「お?甘いぞ」これは意外でした。そして、二郎系の中でも私が好きな「非乳化」寄りの濁りの少ないスープでした。
ブタと一緒にヤサイを頬張ります。他の二郎系と比べて、ヤサイのゆで時間が長いのか、シャキよりもクタッとした食感です。これは、もやしの食感がそんなに好きではない自分にとってとてもありがたい。
ブタは個人的には可もなく不可もなく。元々チャーシュー麺などはどこのお店でも注文しない私ですが、最初から乗っているこの2枚で十分です。
ちょくちょく、レンゲでブタカスアブラをすくって、ヤサイの上に乗せて食べます。このアブラがしょっぱめ。だから、甘いスープと混ざるとちょうどいい。計算されているのでしょうか?
ヤサイを平らげて、麺へ。二郎のようにやや幅広の自家製縮れ麺ですが、少し固めかな?ゴワッと、まではいきませんがコシがあり噛みごたえがあります。割と好きです。
途中麺を生卵につけて、すき焼きのようにして食べます。ただこれは、まあ無くてもいいかな~。次回来るとしたら、生卵じゃなくてブタカスアブラをわざわざ買わないで、サービスにしてもらおうかな。
そして、麺量は少なめでも自分には多く感じてしまいました。これは、自分の力量を見誤っているというか、おそらく以前より量が食えなくなっているのだと思います。
だから再訪するなら「麺半分」になるのかな。ラーメンの中で一番好きなのは麺だから、それを減らすのは抵抗があるのですが、美味しく完食出来ないのなら減らすしかないですよね…。
というわけで固形物は完食したものの、最後のふた口くらいは少しキツかったです。
でも味はなかなか美味しかったです。しかも自分好みの「非乳化」寄りということで、機会があればぜひまたうかがいたいな、と。
ただあの行列で、待ち時間の方が長いですから車で行くのは駐車場代がもったいないかな。なので電車でまた行けたらなぁ、と。
開店1時間前作戦は成功だったのではないかな?おそらくもっと遅かったらもっと待ち時間は長かったであろうと思います。24時まで営業しているので、もっと空いている時間帯があるのかもしれませんけど…
と言うわけでかなり満腹になりながらも美味しいラーメンを食べて、お店を後にしたのでした。
では、また次回…