2022/12/11 SKE48 チームKⅡ 「時間がない」公演初日

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どうも、アライッペです。

去る12月11日、SKE48劇場にて行われたチームK2新公演「時間がない」の初日公演を観覧してまいりました。

今回、ブログを書くつもりはあまりありませんでした。というのも、「ブログに書くぞ」と思いながら見ると、純粋に楽しめないからです。

ですが、公演を見た後で、とある理由から「やはりブログに書き留めよう」と思うに至りました。

その理由は後述。

さて、今回の「時間がない」公演は、SKE48チームK2にとっては「ラムネの飲み方」公演以来の完全オリジナル公演となり、「オリジナル公演の初日」というのは実に11年ぶりとなります。

そんな貴重な公演初日ですが、私はたまたま「抽選優遇」という権利を持っていたので当選することができました。

(ただ、権利を行使したのは初めてなので、本当に当たるのか半信半疑でした)

座席もE列という比較的前方の席で、当選と座席が決まってから当日までの数日間は、かなりウキウキした気分でいました。

ここまで気分が高揚したのはいつ以来か、というくらい。

当日は17時開演。ホテルに荷物を置いて、ペンライトとハンカチを持って劇場に向かいました。

ハンカチは「絶対泣く」と思ったから持って行きました。

公開生練習の動画を見てウルウル来てたので、本番でも泣くだろう、と。

開演前に、劇場で新たに販売するK2トレカを4枚購入。推しのひとり、荒井優希ちゃんが引けました。また、青木詩織ちゃんの直筆サイン入りまでゲット。4枚しか買ってないのにこれは「運がいいな」と。いい気分で劇場内へ。

いよいよ公演が始まります。overtureの前に、時計の針がチクタクするような音のエフェクトが。この新公演は「時間」がテーマかな?と思っていたので「なるほど」と思いました。

以下、ザッとですが一曲一曲感想を書いていきます。

なお、当然ながら、現場で一聴して全てを感じたわけではなく、後日配信を何度も見返して感じた部分も含めての感想を記します。

「異形のダンス」

大きな帽子を深く被ってのパフォーマンス。あえて誰が誰かわからないようにする演出でしょう。アイドルの武器である「顔」を使わないパフォーマンスで始まった点に、「新しいものがはじまる」ことを実感し、鳥肌が立ちます。

「異形」という言葉自体、普通とは違った怪しい姿、形という意味なので、それとアイドルといういわば正反対とも言える組み合わせです。

曲は個人的には好み。のちにこの曲もNight Tempo氏の作曲と判明。作詞は土岐麻子さん。

話は飛びますが、終演後に各楽曲の作詞作曲者が公開されました。そこで目に飛び込んできた「作詞:土岐麻子」の文字に震えました。

なぜなら土岐麻子さんは、私が大学時代にファンだったバンドのボーカルだからです。Cymbals(シンバルズ)というバンドで、CDも全部持ってる、解散ライブまで生で見ているほどのファン。まさかここで「再会」するとは…

私はいつか、自分の好きなミュージシャンが好きなアイドルに楽曲提供するのを夢見ていました。

イメージしていたのは「曲」でしたが、歌詞の提供という形でそれが実現したのです。

これが、書かないつもりだったブログを書くことに決めた理由です。

ついに夢見ていたことがSKEで、しかも推しチームのK2で実現したのだ、と。

話を戻して、いわゆる「コール」とか「MIX」を入れられないような曲調が、新たな時代の幕開けを感じさせます。

息つく間もなく、「チクタクチクタク」と時計の針の音4回(と同時に暗転)で次の曲へ。このつなぎも個人的に大好物です。CDではこうなっていないのが残念。

「時間がない」

先行して公開されていた、この公演のタイトルナンバー。この曲だけ聞いた限りでは、「新公演どうなっちゃうんだろう?」とは思いました。私は好きですが、ハッキリ言って48っぽくはない。

ですが、結果的にTempo氏完全プロデュースではなく、16曲中4曲の提供だったことで「48っぽさ」と「ぽくなさ」が絶妙にブレンドされた公演になったと私は思います。

「異形のダンス」も「時間がない」も、一曲の尺が短いので(いずれも3分に満たない)あっという間だな、という印象。流れるように次の曲へ。

余談ですが、今回ファン側でペンライトの統一企画があり、それは「overtureから一曲目まで、(K2チームカラーの)赤」でした。

企画に逆らおうみたいなつもりはないのですが、「時間がない」公演はフタを開けてみれば1曲目と2曲目は切れ目なくつながっていました。

正直、「統一カラーは1曲目だけだよね?切れ目なく2曲目に入っちゃったよ…もうやめていいのかな?」私は迷いました。その迷いは、純粋にステージを見るための妨げになります。

「普通の公演」だったら何も問題はなかったですが、今回は今までとは違う、まだファンは誰も見たことのない、内容を知らない公演だった。振り返ってみて「どうしても企画をやる必要はあったのかな?」と。この点だけ少しモヤモヤが残りました。

「ドント・ストップ・ミュージック」

一気に「48の公演の全体曲」って感じの楽曲へ。心なしか少しホッとします。

逆に考えると、「頭2曲はともにNight Tempo作品なのかな?」と。(実際それは正解でした)

そして、らぶりん(中野愛理)とあーーや(岡本彩夏)のWセンター。K2はずっと見てきているチームですが、ここに「新しい時代の到来」をひしひしと感じました。

「君は未来に試されている」

これぞ「48!」っていう感じの楽曲です。それも納得の俊龍ワークス。ここまでスローテンポな曲はひとつもなし。畳み掛けるような展開に客席で見ていた私はゾクゾクしました。

ちなみに作詞はカミングフレーバーの神曲「おいてけぼり」と同じ方です(「TRUTH」も)。ぜひ歌詞を見ながら曲を聴いてほしい。

そしてこの曲のアウトロが好き。高揚感ハンパない。

自己紹介MCを挟み、ユニット曲へ

ちなみに、自己紹介のメンバーの配置で、私の推しの荒井優希ちゃんと中野愛理ちゃんと藤本冬香ちゃん(多い)の立ち位置の関係から、「ひょっとしてこれは三人ともバラバラのユニットかな?」と思いました。その方が個人的にはうれしかったのですが、その予想は的中することになります。

「転生しても好きでした」

(江籠裕奈、中野愛理、鈴木愛菜)

来ちゃったよ…って感じです。例えるなら、年明けから年間ベストバウトを見せられた気分です。いきなりこれですよ?信じられない。

たぶん劇場で「うわぁ…」って声を漏らしちゃってたと思う。謝罪します。

あらためて、江籠さんの歌声好きだなぁ、と。あのかわいらしいルックスに、あのかわいらしい歌声。

スタイルは、努力すれば良くなるかもしれない。ルックスは、メイク技術上げれば良くなるかもしれない。でも声は天性のものでしょ?(「転生」だけに)

唯一無二です。

そして、アイドル江籠裕奈のアイコンとも言えるミニスカート。そこにらぶりんとえなたんも合わせてきた。正直、このユニットにアンダーに入るのは美脚じゃないと厳しいのではないでしょうか。「かわいい」だけでは務まらないユニットです。

ちなみに、歌詞の一人称が「僕」となっていて秋元節を想起させますが、よくよく聞くと普段の秋元氏の歌詞よりさらにヤバい内容になっており、その狂気と可憐さのギャップにもやられます(なお、今回秋元康御大は一切関わってません)。

推しのらぶりんの立ち位置はほとんど上手で、私は下手で見ていたのですが、一回だけ下手側に来た時にレスもらったような気がします。

それ以外にも、私はこの日は荒井優希ちゃんのペンライトカラーを振っていたにも関わらず、レスくれたかな?と思うことも何度かあって。

昔はらぶりんは劇場に見に行ってもあまりレスをくれなかったと思うけど、その頃を思うとうれしくて涙が…笑

とにかくひたすらにかわいくてインパクトもある、最強の楽曲です。

「Go for the Dream!!」

(荒井優希、北野瑠華、伊藤実希)

推しがオリジナル新公演のユニットセンターに。ついにこの時が来たか…と思いました。

それだけでなく、公演全体を通してもゆきちゃんが、センターの江籠ちゃん、日高優月ちゃんの次くらいの番手で扱われているように思えて、「ああ、ゆきちゃんも今のチームではそのくらいの立ち位置なんだな」と感慨深くなりました。

曲は、女子プロレスラーとしても活躍するゆきちゃんへの当て書きとも思えるようなもので、なんとなくですがビューティ・ペアとかが一世を風靡した頃の、どこか昭和の匂いを感じるようなメロディにも思えます。

舞台のセリもプロレスのリングを思わせるように四角くせり上がったり、照明も赤と青でリングの両コーナーを思わせたりと、ゆきちゃんがプロレスとアイドルを兼任していなければこの曲は生まれていなかったのではないかと思えるほどです。

個人的にはこの曲のアウトロがとてもオシャレで格好良くて大好きです。

私は荒井優希ちゃんを長年の推しメンとして「かわいい」っていう目で見ていますが、ゆきちゃんの「格好いい」一面が見られる曲かな、と。彼女の代表曲になること間違いなしではないでしょうか。

「瞳の中にアップル」

(太田彩夏、青木詩織、川嶋美晴、入内嶋涼、藤本冬香)

最初に劇場で聴いた時は、「かわいいけど『転生~』には及ばないかな」と思いました。曲自体4分を切る曲なのであっという間に感じたし。

ところが、配信で見返すと「あ、これ私の好きなタイプの曲だ」と。私は好きになる曲は「1回目に聴いた時はピンと来ない」というお約束のようなものがあります。お約束発動しました。

私は音楽に対してはフラットで、アイドルの曲だからといって下に見ることもありませんし、推しが歌ってるから好きとか、推しがセンターだから好きとかそういう基準で曲を好きになることもありません。

この曲は単純に好みの曲で、さらに幸運なことに推しのふゆっぴがユニットメンバーであるわけです。

ユニット曲を全部見て聴いた後でも、やはりふゆっぴにはこの曲が一番合ってるように思います。

あと、かわちまかわいい(黙れ)。

英語の表現に、「apple of my eye」というフレーズがあって「他の何よりも大切にしているもの」という意味だそうです。日本語で言えば「目の中に入れても痛くない」って感じかな。この曲のタイトルはここから来ているのかな?と思いました。

なのでこの曲も「転生しても好きでした」のように、かわいいメンバーとかわいい曲にカモフラージュされた、強烈なラブソングのようにも思えます。

「転生~」は一人称が僕ですが、「アップル」は女の子目線の歌詞。SKEは女の子の恋心を意外と歌ってないイメージなので(検証はしてない)、それも斬新です。

というわけで、皆さんもトーク会でふゆっぴに「僕の瞳の中のアップルはふゆっぴだよ!」と言ってみましょう。

え?私?私はたぶん信用されません。「りんご何個あるの?」って返されるのがオチです(笑…えない)。

「プレシャス」

(日高優月、岡本彩夏、西井美桜)

ユニット4曲目で初めて、推しがいないユニットです。なのでペンライトを振らないで見ていた(三人のカラーを知らない)のですが、むしろそれが良かったというか、圧巻のパフォーマンスでペンライトを振る余裕なんて自分にはなかった、そのくらいのインパクトがありました。

この曲は絶対生で見てほしい。音も、照明も、パフォーマンスも、配信ではその魅力の全ては伝わっていません。生で見たらもっとすごいです。ゆづきも、あーーやも、みおちゃんもヤベーから、マジで。

「空の青さに理由(わけ)はない」

(水野愛理、青木莉樺)

私は下手前方に着席して公演を見ていたわけですが、目の前の扉からあいりたんと、ギターを抱えた莉樺ちゃんが出てきたわけです。

この時点でユニットが3,3,5,3人ずつだったので、最後のユニットは二人のデュオだということは気付いていました。

ですがあいりたんの歌とか、莉樺ちゃんのギターとか、すっかり特技ということを忘れていました。なので目に入った瞬間「そう来たか!」と。

そして目の前の莉樺ちゃんがとても美しくて、一瞬見とれてしまった。そこからの、DMMのカメラにも映って一部で話題となった、あの笑みです。「ゾクゾクゾクッ」って感じですよ。この場面であの表情ができるか!と。度胸ハンパじゃない!私の中での青木莉樺株が爆上がりです。

曲もあいりたんの歌声が活きるようなものになっていて、先ほどゆきちゃんのユニット曲を「当て書きでは?」と書きましたが、他の曲も歌うメンバーを想定して書かれたと思えるほどドンピシャのユニットばかりに感じました。

でも、本来劇場公演曲ってそういうものだよね?と、あまりにもオリジナル公演がリリースされなくて忘れていた感覚を取り戻したように思いました。

ユニット曲が終わった時点で、もう相当な満足度です。「ふぅ」って感じなのですが、次の曲でまた大きな衝撃を受けます。

「ハートブレイカーズ」

ハッキリ言いましょう。この曲最高です!大好きです!

こういうタイプの曲がSKEで聴けるなんて夢にも思っていませんでした。アイドルらしさはあまりないかもしれませんが。

「Night Tempoさんこういう曲も書けるのか」と思ったのと同時に、これも土岐さんの歌詞で、土岐さん自身が歌ってそうな、その姿がありありと目に浮かびます。

曲と歌詞だけでも大好物なのですが、見た方はわかる通り、あのダンスもすごいです。

ロングスカートで足元を隠して、歩いてるというより滑ってるかのような滑らかな動き。ロシアのベリョースカという舞踊団が行う「浮上歩行」さながらです。

それに加えてあえて無表情のパフォーマンス。まるでからくり人形のようです。

私が思うに、江籠ちゃんもよく「お人形さんのような美しさ」と言われますが、特に伊藤実希ちゃん。彼女はこの曲の無表情が妙にマッチする。

実希ちゃん自身、スポーツ全般できるというように「動」のイメージでしたが、意外や意外、新たな発見です。

最初のMCかな?「この公演は『アート』がテーマ」というようなことを言っていたと思います。その時点では私は「言い過ぎじゃね?」「大きく出たな」と思いました。

ですが、「ハートブレイカーズ」この曲はそう言っても過言ではないかと思います。

また、この曲でのソロパート

「♪フラッシュ焚かれたように~」のパートの北野瑠華ちゃん

「♪眠れない二人~」のパートの江籠裕奈ちゃん

「♪恋人たちで賑わった交差点~」のパートの水野愛理ちゃん

三人とも凄くいいですよね。

Night Tempo氏が惹かれたのもこの三人の声だと聞いて、「そらそうよ」と思いました。

そして、あいりたんのソロパートから繋がる

「♪ネオンライトが~」の部分のソロパートは伊藤実希ちゃんですよね。ここの歌声もすごくいい。10期生の存在感がすごいんですよ、この公演は。

SKEの運営さん、この曲だけでもYouTubeで無料公開しませんか?この曲は、アイドルのファン以外にも絶対刺さるものがありますよ!

「MY BESTIE」

これもTempo氏の曲です。ただ、「ハートブレイカーズ」のインパクトが強すぎて…。現場では半ば放心状態で見てました。

bestieというのはbest friendのスラングですかね。「心友」的な?

全体的に「陽キャ」感を感じる曲で、陰キャの自分には眩しすぎるかな。

「Over the Top」

荒井優希ちゃんセンター。ですが私は未だ「ハートブレイカーズ」の衝撃を引きずったまま見てました。

でも、前の曲がゆきちゃんのセンターポジションで終わるんですよね。だから「来るんじゃね?」とは思ってました。

曲終わりでゆきちゃんがセリを駆け上がって振り返って終わるところは何度見てもゾクゾクします。

「推し」って客観的に見れないですが、ゆきちゃん推しじゃない人から見てどう映るのか気になります。

K2の「かわいい」のセンターが江籠裕奈ちゃんなら、荒井優希ちゃんは何のセンターでしょう?

「強い」、なのかな?

(「格好いい」のセンターは日高優月ちゃんかな、と思いあえて「強い」と表現しました)

「We Don’t Have A Time!!」

本編ラスト曲。息をもつかせぬ展開の曲ばかりの中、バラードとは言わないまでもゆったりした曲で英語表記のタイトルとのギャップを感じます。

歌詞の中に「今しか出来ないことがある」「未完成だって」とあります。それこそがアイドルだと私は思います。

あらためて、女の子たちが自身の人生の大切な時間を捧げてアイドル活動をしてくれてる、それを私たちは見せてもらってるんだ。

それって「尊い」よな。

そんなことを噛み締めたくなりました。

「いいね、それいいね」

アンコール一曲目。

非常に申し上げにくいのですが、今回の16曲の中で今のところ一番自分には「刺さらない」曲でして。これから楽しみを見つけたいなあ、と思ってます。

CDで聴いてて曲を飛ばすほどではないので、何回か聴いてたら馴染んでくるかなぁ?

「消えない虹を心にかけて」

前の曲がピンと来なかったのもあって、この曲のイントロが非常にカタルシスというか。「うわぁ、来た~」って感じになります。とても48っぽいし、俊龍氏っぽいし、スクールアイドルっぽくもあると思います。

(スクールアイドルっぽいは褒め言葉ですよ。「青春」って感じが出てるわけですから)

だからこそ、音楽通の人とか、典型的なアイドル(48)ソングが好きじゃない人には逆張りで凡曲扱いされるかもしれないけど、そうじゃねーんだよな、と。

こういう曲もあって、初めてTempo氏の楽曲も活きるのではないかと。

そもそも、私たちが見てるのはアイドルですからね。

公開生練習の時にこの曲の一番サビ終わりまで披露しましたよね。それを映像で見て目頭が熱くなったので、この日はハンカチを持参しました。

ですが、結果から言うと客席ではほぼ泣きませんでした(最後の曲に入る前に江籠ちゃんが涙ぐんだのでもらい泣きしそうにはなったけど)。

それはたぶん「泣く」とは別のベクトルで心を揺さぶられたからだと思います。感動=涙とは限らないので。

「僕らが繋ぐもの」

最後の曲です。この公演を大団円へと導くのにふさわしい楽曲。

♪「友達」じゃ足りない僕らの名前は

かけがえのない「チームK2」

女性アイドルグループですが「僕ら」という表現になっています。

それを考えるとこの「チームK2」には、メンバーだけじゃなくてスタッフやファンも含まれてるのかなぁ?違うかな?

どうして一人称が「僕」なのかは理由を知りたいところです。

あえて抽象的にしたい?いや、チームK2って具体的に言っちゃってるから違うはず。

「私たち」じゃ語呂が合わないから?うーん。

ちょっと感想から脱線しちゃいましたが。

Tempo氏の楽曲提供は、48グループ的には「変化球」だったと思います。それでもやはりこういう曲調の楽曲で終わると「やっぱり48の公演だなぁ」って思います。

公演が全て終わって、一番初めに思ったのは「バラード曲無かったな」と。最初から最後まで駆け抜ける、疾走感の強いセットリストでした。私はそれに大賛成。バラードアンチではないですが「必ずしもある必要はない」と思っていたので。

そして、これはdisってるつもりは毛頭ありませんが、「秋元康氏は今はもういなくても問題ない」これに尽きる。

チームSの新公演は小室哲哉氏プロデュースでした。この時点でも秋元氏は関わってませんが、小室氏っていう人選自体が秋元氏のコネとも言えなくもない。

ですが今回は完全にその影響力は見えませんよね。

グループの生みの親であり偉大な作詞家であろうとも、新公演を書かない(書けない)なら他の人に委ねてほしかった。だって、「11年ぶり」のオリジナル新公演ですよ…。

SKEの運営の最大の功績は、彼抜きで新公演を立ち上げたこと、これに尽きます。

やっぱり48グループの肝は「公演」だ、とあらためて感じました。

「時間がない」公演とチームSの「愛を君に、愛を僕に」公演は、これは個人的にはどちらが優ってるとかはないと思います。完全に好みの問題。

私の好みは「時間がない」公演です。個々の楽曲のキャッチーさはさすが小室氏、S公演の方が上かな、と思います。ですが「ハートブレイカーズ」この曲だけでも私は心持って行かれました。

今までに私が現場で見たSKE48に関する全てのイベント、コンサート、ライブ、公演等々の中で一番良かった。

これが私の新公演初日を客席で見た感想です。

太田彩夏さん、「時間がない」公演は私の中ではもう「ラムネの飲み方」を超えました。少なくともこの世の中に一人はそう思っている人がいます。だから自信を持ってください。

(もちろん、「ラムネ」も生で劇場で見たことあります。その上で言ってます)

この公演を経て、チームK2各々のメンバーがひとつ上のステージへ上がった、そう思いたいです。個人的には、10期生の評価が急上昇です。「(一番後輩の)10期生が誰よりも練習するから、私たちも止めるわけにいかなかった」そういう話も耳にしました。推しが9期生である身としては、震えますけどね。でも、「負けんなよ、推しメン」そんな気持ちです。

以上、本当はブログ自体書くつもりもなかったし、途中まで書いたものの二回目の公演(支払価格一任公演)までに間に合わなかったから、タイミングを逸したのでお蔵入りにしよう。

そう思ったけど幸か不幸か二回目の公演が延期になってしまい。結果として二回目の公演前に書き終えたので公開することにしました。

公演を見て心に抱く感想は人それぞれで、私と同じ感想を持つ人は決して多くはないと思います。「こういう考えの人もいるんだ」という思いで読んでいただければ幸いです。

そして、まだ劇場ではこの公演は一回しか披露されていません。もしこのブログをここまで読んでくれた方で、新公演に入りたい、入るという方がいらっしゃったら、その楽しみの一助にこのブログがなれたら幸いです。

では、また次回…

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